売上を追うほど休めない専門家へ|働き方を見直す5つの視点

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お客様はいる。売上も少しずつ伸びている。それなのに、予約が増えるほど休めなくなる。休めば、その分だけ売上が減る。

「この働き方を、あと何年続けられるだろう」。そんな不安があるなら、まず見直したいのは努力の量ではなく、仕事の構造です。

今回のYouTube動画では、僕が専門家の個人事業を考えるときに見ている五つの視点をお話ししました。ここでは、あなたの仕事に当てはめられるように整理します。

1. 技術を磨くことと、事業を育てることを分けて考える

トレーナーやセラピストなど、専門家として知識や技術を磨き続けるのは大切です。僕自身、日本とアメリカの現場で仕事をしてきたので、その努力を否定するつもりはありません。

ただ、技術が高いことと、必要な人に選ばれることは別の話です。誰に届けるのか。どんな商品にし、いくらで提供するのか。どう知ってもらい、価値を伝えるのか。こうした経営側の判断も、個人で仕事を続けるには欠かせません。

新しい資格を探す前に、「いま詰まっているのは技術か、それとも届け方か」を確認してみてください。

2. 頑張る量を増やす前に、詰まっている場所を見る

集客に困ったからSNSの投稿を増やす。売れないから新商品を作る。忙しいから効率化ツールを入れる。どれも方法としてはあり得ます。でも、原因が別の場所にあるなら、作業を増やしても苦しさは残ります。

たとえば、誰に届けるかが曖昧なまま広告を出しても、必要な人には伝わりにくい。提供方法に無理があるままお客様を増やせば、予定はさらに埋まります。

「次に何を増やすか」より先に、「どこが詰まっているか」を見ます。ここが、専門家ビジネスの再設計の出発点です。

3. 1対1を残しながら、提供方法の選択肢を増やす

僕は1対1で直接人に関わる仕事が好きですし、大きな価値があると考えています。問題は、自分がその場で働く以外に、価値を届ける方法がない状態です。

1時間の仕事がそのまま売上になる形だけだと、売上を増やすには予約枠を増やすしかありません。そこで、1対1の仕事を残しながら、グループで教える、講座にする、教材やオンラインコンテンツを作るといった選択肢を考えます。

すべてを一度に変える必要はありません。いま繰り返し伝えていることの一部を、別の形で届けられないか考えてみてください。

4. 自分には当たり前の経験を、言葉にして残す

経験を積んだ人ほど、「こんなことは誰でもやっている」と言いがちです。でも、何年もかけて身につけた判断や、失敗から学んだことは、まだそれを知らない人にとって役立つかもしれません。

お客様に何度も説明していること、現場で自然に見ていることを、まず言葉や文字で記録する。そこから発信や教材、講座にしていけば、自分がその場にいない時間にも経験を届けられます。

5. 売上だけでなく、送りたい人生から逆算する

売上は事業を続け、生活を守るために大切です。一方で、売上が増えた結果、休めず、家族や自分の時間もなくなったとしたら、それは本当に作りたかった働き方でしょうか。

時間、経済面、気持ちの余裕。そして健康や家族、自分がやってみたいこと。何を大切にして暮らしたいかを先に置き、そこから事業の形を考える。仕事を人生に合わせるというのは、僕がこの動画でいちばん伝えたかったことです。

まずは、来月の予定表を見てみてください。売上を増やすために枠を足す前に、いまの提供方法で無理が生じている場所を一つ書き出す。そこから、変える順番が見え始めます。

このテーマをこれからも一緒に考えたい方は、YouTubeチャンネルに登録して、次の動画もご覧ください。

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About me

森部高史|専門家ビジネスの再設計

株式会社Pono Life代表。元英語教師。

渡米後はアスレティックトレーナーとして活動し、帰国後に独立。

現在は、専門性を持つひとり事業主に向けて、経験を商品やコンテンツに変える方法と「自分軸経営」を伝える。

このブログでは、発信・商品づくり・働き方のヒントをお届けします。