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現場でお客様の役に立ってきた経験がある。それでも「オンライン講座にしてください」と言われると、何から始めればいいのか分からなくなる。そんなことはありませんか。
教えられることが多い人ほど、知っていることを全部並べようとして、テーマが広がりがちです。講座づくりの入口は、知識の棚卸しを終えることではありません。お客様が繰り返し困っている問題を、一つ選ぶことです。
僕が今回のYouTube動画でお話しした、現場経験を講座に変える手順を整理します。
5年、10年と積み上げてきた経験を、一度にすべて伝えることはできません。受け取る側も、最初から全部は実践できないですよね。
まずは直近の相談や依頼を10件ほど振り返ってみてください。同じような質問に何度も答えていないでしょうか。すぐに思い出せなければ、これから現場で受けた質問を書き留めておくだけでも構いません。
「誰が、どんなことでつまずいているか」を一つに絞ると、講座の対象と目的が見え始めます。
選んだ問題について、次の三つを書き出します。
三つ目は、忙しい現場では見過ごしやすい部分です。説明した内容だけを残しても、相手の状況が変わったときに応用しにくい。相談やセッションが終わったら、箇条書きでよいので判断の理由をメモしてみてください。
たとえば「個別相談の申込みが来ない」という悩みでも、原因は一つとは限りません。発信が見られていないのか、プロフィールで対象者が伝わっていないのか、申込みまでの流れが分かりにくいのか。見る場所によって、最初の一手は変わります。
あなたは何を確認して、どこから直すと決めたのでしょうか。そこを言葉にすると、単なる成功例の紹介ではなく、受講する人が自分の状況を考えるための材料になります。経験を教材に変えるうえで、ここが大事です。
知識を順番に並べるだけでは、受講した人が動けるとは限りません。
「今はどんな状態か」「最初に何をするか」「何ができたら次へ進めるか」。この順で考えます。たとえば対象者を決める回なら、説明を聞いて終わりではなく、「誰のどんな問題を扱うかを一文で書けた」を完了条件にする。小さくても、形に残るものがあると次へ進みやすくなります。
最初からすべてを録画し、完成した講座として公開する必要はありません。毎回共通する導入だけを録画し、その先はライブで教える方法もあります。
まず教えてみて、どこで質問が出るか、どこで手が止まるかを見ます。その反応をもとに順番や説明を直す。講座は、この繰り返しの中で育てていけます。
始める前に、五つだけ確認してみてください。同じ質問に繰り返し答えているか。誰のどんな問題かを短く言えるか。自分の判断基準を説明できるか。受講後にできることが明確か。そして、小さく試せる相手や場があるか。すべてがそろっていなくても、いくつか見えているなら試しながら整えられます。
今日の一歩は、直近の相談で3回以上答えた質問を一つ書き出すことです。そこから、あなたの経験を必要な人に届ける形を考えてみてください。
▶ 動画「1対1の労働から抜け出す。専門知識を『仕組み化』する5ステップ構築法」を見る
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About me

森部高史|専門家ビジネスの再設計
株式会社Pono Life代表。元英語教師。
渡米後はアスレティックトレーナーとして活動し、帰国後に独立。
現在は、専門性を持つひとり事業主に向けて、経験を商品やコンテンツに変える方法と「自分軸経営」を伝える。
このブログでは、発信・商品づくり・働き方のヒントをお届けします。
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